日本の裏切りによって

金融機関はマンションを知らず研究もせず、マンションは日本の宝であることに気がつきもしないで、訳のわからない姿になってしまった。積立金を預かっている分譲マンションの管理組合の人や賃貸マンションの家主の人に、無担保で大規模修繕工事、駐車場増設、マンションの建て替えに必要な資金を融資する。マンションの建て替えの場合は、企画書があれば個人負担のないマンションの建て替えのあり方をアドバイスする。こういった商品が出ないことのほうがおかしいのであって、金融関係者の勉強不足がここに如実に出ている。マンションを馬鹿にし、何も知らずに天狗になり、日本の宝であるマンションを蔑んだため、金融機関は今のような悲惨な姿になってしまった。先日の札幌のセミナーで、ペイオフ問題を皆さんはどのように考えているのかと聞いてみた。一人の人が手を上げて「私は大きめの金庫を管理組合で買い、その金庫に積立金を入れます」と答えた。普通だとこの答で会場には笑いの渦ができるのだが、誰も笑わなかった。うなずく人もいた。銀行に積立金を預けても金利すら付かない。さらに元本の保証すらない。マンション住人にとって真綿で首を締められるような政策である。